ポルシェ911カレラカブリオレ/カレラSカブリオレ【海外試乗記】 車 両 保 険 の 基 礎 知 識
   
  車両保険の基礎知識
  車両保険とは
  保険料は料率で決まる
  等級とは
  等級はごまかせない
  等級据え置きとなる事故
  免責は損か得か
  車両保険に加入して得をする車両
  車両保険に加入して損をする車両
  車両保険を使うと損をするケース
  車両保険が支払われないケース
  車両保険を安くする方法
    
   
車両保険の基礎知識 / 保険料は料率で決まる

 
料率こそが車両保険の要です。
料率次第で掛け金(保険料)が大きく変わってくるからです。
車両保険の保険料はすべて料率で決められるのです。
この料率ですが、どのようにして算出されているのでしょうか? 
ズバリ、事故率や修理代を加味したうえで、車種、グレード、年式によって細かく料率が決められます。
ということで、修理代の高くつきがちな高級車や事故を起こす確率が高いと統計的に証明された車(一般的にはスポーツカーといわれていますが)の料率が高めに設定される傾向にあります。

料率には1から9までがあり、一番保険料が安いのは料率クラス1、一番高いのが料率クラス9です。
車両価格は同じ100万円の車ですが、クラスは9と1。さて保険料にどのぐらいの差が出てくるのでしょうか? 
答えはなんと約20万円! 
ただし、4ナンバー車(小型貨物)は車両料率クラス区分がなく、すべて同じ料率となっています。

料率は1年に1回は見直しがなされているため、保険加入時にしっかり確認しておく必要があります。
また、車を買い換えたとしても加入者の名義が変わらないかぎりは等級はそのまま引き継がれることとなります。
2台以上の車を同じ名義で加入する場合には、加入者が11等級以上であれば加入車両は7等級からスタートすることになります。
また、諸事情により、一時車を所有しない期間があったとしても、次の加入が5年以内であれば以前の等級を引き継ぐことができます。

ちなみに、1998年からの自動車保険完全自由化により料率を算出している「損害保険料率算出機構」の料率は絶対的なものではなく、損保会社独自の料率を算出して保険料を決定してもOKとなっています。
しかし、実際には損害保険料率算出機構の算出データを参考にしている会社がほとんどです。