ポルシェ911カレラカブリオレ/カレラSカブリオレ【海外試乗記】 車 両 保 険 の 基 礎 知 識
   
  車両保険の基礎知識
  車両保険とは
  保険料は料率で決まる
  等級とは
  等級はごまかせない
  等級据え置きとなる事故
  免責は損か得か
  車両保険に加入して得をする車両
  車両保険に加入して損をする車両
  車両保険を使うと損をするケース
  車両保険が支払われないケース
  車両保険を安くする方法
    
   
車両保険の基礎知識 / 等級とは

 
等級とは簡単にいえば、ドライバーの優良度を数値化したもの。
事故を起こして保険を使うごとに下がっていきます。
「今回は車両保険は使わないほうが……」と悩む人が多いのはこのためです。

事故を起こして保険を使うと、次回更新時には3クラスもダウンし、保険料は3クラスぶん高くなります。
いっぽうで1年間無事故だった(保険を使わなかった)場合には1クラスアップし、保険料は1クラスぶん安くなります。
新規契約は6等級からスタートすることとなり、事故を起こさず保険を使わなければ最高20等級までアップすることができます。
最低が1等級です。
何回保険を使っても1等級以下には下がりません。
1等級は保険料が5割増しに、20等級は6割引きとなります。

損保会社は補償の適用や保険金に関して非常にシビアです。
実は、損保会社にとって車両保険は決して利益率の高い商品ではないらしく、保険はできるだけ使ってほしくないのです。
たとえ保険金を6割も割引したとしても、使われるよりは利益が確保できるというわけです。
ということで、頻繁に事故を起こすようなドライバーはたとえ5割増しの保険料を受け取ったとしても損保会社にとっては利益があがらない迷惑なクライアントというわけです。
1等級のドライバーが満期を迎えた時に、損保会社の側から解約通知(うちではもう面倒みきれませんという離縁状のようなものです)がくるということもあるくらいです。
損保会社は事故常習犯には厳しいのです。