ポルシェ911カレラカブリオレ/カレラSカブリオレ【海外試乗記】 車 両 保 険 の 基 礎 知 識
   
  車両保険の基礎知識
  車両保険とは
  保険料は料率で決まる
  等級とは
  等級はごまかせない
  等級据え置きとなる事故
  免責は損か得か
  車両保険に加入して得をする車両
  車両保険に加入して損をする車両
  車両保険を使うと損をするケース
  車両保険が支払われないケース
  車両保険を安くする方法
    
   
車両保険の基礎知識 / 車両保険に加入して得をする車両

 
ローンで車を購入した場合には、車両保険に加入しておいたほうが無難でしょう。
特に、全損事故を起こして、その車両のローン残高がかなりある場合がもっとも得といえるでしょう。
ローン残高を車両保険でとりあえず償却して、次の車を購入することができるケースが多いからです。
加入していない場合には、すでに手元にはない車のローンを支払い続けることになってしまうため、最悪の場合には次の車のローンと二重の支払いが必要になることもあるわけです。

車両価格の高い車を所有している場合にも車両保険に加入しておいたほうが得なことが多いです。
特に、高級輸入車に乗るならぜひとも加入してほしいものです。
理由は簡単です。
一般的に国産車と比較して修理代が高くつくためです。
また、盗難のリスクも高いので、できれば一般車両保険に加入しておきたいものです。
デメリットは、車両料率クラスはほとんどが8〜9と最高ランクとなってしまうので、必然的に保険料が高くなってしまうことです。

ここで注意してほしいのは、輸入中古車に乗る場合です。
ポルシェやフェラーリといった特に人気モデル、グレードは古くても車両価格はかなり高額なことが多いです。
プレミアがついて新車時よりも高いということも。
しかし、こういった輸入中古車のなかには、代替パーツがなかなか手に入らず高額、かなり高い技術力のある修理工場でしか修理ができないなどの問題もあり、修理代は高くつくことが多いです。
しかし、車両価値は低く評価されているので(無論、プレミア価格などはいっさい加味されないと考えたほうがいいでしょう)、事故が発生した際の補償額は非常に低く、修理代が補填できるほどの十分な補償がおりないことが多々あります。